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雨のち晴れ、ところにより回想。

雨のち晴れ、ところにより回想。

梅雨時には珍しく日本列島を横断する針路が予想される台風8号は、気象庁の会見によれば50年に一度の記録的な被害をもたらす規模にまで発達し、沖縄上陸に向けその勢力を強めている。沖縄市や宜野湾市など13市町村では県民の4割近い約50万人に避難勧告が出された。
その予報をもって、翌日に控えた巨人戦の中止が決定した。
巨人創立80年目にして初の沖縄の公式戦だったが、前日の午後5時に中止が発表される異例の早さであった。翌日には雨は上がって二戦目の試合は行われたが、この時点では野球どころではなかっただろう。

私は巨人対DeNAの沖縄二連戦は中止だろうとテレビ観戦を諦めたが、すでに中止が決まっている初戦日の夕方6時が近づくにつれ手持ち無沙汰になり、何を見るとはなしにテレビの地上波、BS、CSを適当に見ていたところ、TBSチャンネル2でリモコンを操作する手がはたと止まった。

それは、今ではテレビ画面の左右に黒い帯が掛かる、昭和のドラマだった。
バスガイドの制服を着た数人の女性とバスの運転手らしき青年がひとり、セピア色の画面に映る。
陽気で高らかな声を張り上げるバスガイド役は岡崎友紀、その後ろを取り巻く同僚の一人には松坂慶子が居る。運転手の青年は平泉成(当時は平泉征)。
40年以上前のコメディドラマだ。
一瞬にして頭の中には「奥様は18歳」のドラマ名が閃いたが、すぐに「なんたって18歳」に訂正した。

岡崎友紀をご存じだろうか。
私が小学校低学年の頃、18歳シリーズが流行っていた。石立鉄男共演の「奥様は18歳」に始まり、この「なんたって18歳」は第二弾である。いずれも岡崎友紀が主演している。女優業に主演ドラマの主題歌を歌う歌手としても活躍、後に大女優になる松坂慶子すら名も知らぬバスガイド役の女優にまじって端役の一人に甘んじている。彼女はザ・トップテンの司会も務めていたと思う。
平泉成は時代劇や刑事役などで渋い演技をみせるベテラン役者で、最近は「ペケポン川柳」の読み手で独特の節回しの声でもお馴染みだが、このドラマは20代のスリムな平泉青年であった。

台風の発生が起点になり80年間、50年間隔、40年前という時代の変遷が垣間見え、なにがしかの符牒に同調する搏動が少しばかり体に押し寄せてきたが、台風は関東に近づくにつれ勢力が衰え、我が家を通過する頃には温帯低気圧になり、最接近が深夜であったこともあり気づかぬほど静かなものになっていた。

翌日、周辺はすっきりと晴れ渡っていた。

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