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オヤジ境界面のシンクロニシティ

オヤジ境界面のシンクロニシティ

同世代で似たような職業に属している人間の思考回路は、遺伝、生い立ち、社会的立場などの違いから生じる個人差こそあれ、行動の指針となるシナプスの本流を俯瞰するならば、概ね共通した方向に循環するようだ。
振り返ってみると、そう思わざるを得ないことが頻繁に起きていた。

それは偶然の一致として片づけてしまうにはあまリにも符合することが多い現象であった。
私と一面識もない妻のお友達のご主人達との間で発生した出来事で、少なくとも私の側からはまさにシンクロニシティ(共時性)と呼ぶ以外には説明できない体験である。

妻は普段会う機会の少ない幼馴染みや学生時代のお友達とはLINEやメールのやり取りを通じて、または実家に帰った際に女子会と称する集まりにおいて親交を深めているようだ。こうした交流では、独身時代の昔話が花を咲かせる一方、今や主婦になった彼女たちがとりわけ好む共通話題のなかでも、たぶんに辛辣な意見が飛び交う「うちの旦那の近況報告会」が定期開催されるものだ。
ミーティングの席上に各家の代表たる妻たちがその都度たんまりと持ち寄るおもしろエピソードのうち、慎重に公開可能な共有ボックスへと選り分けられた旦那達に関する議事録集の一片を聞かされている私には、一度もお会いしたことのないはずなのに、お友達のご主人達に何やら知らない間柄ではないような錯覚すら覚える。

これらのトピックスで特に目を惹いたことは妻の同級生の二組の夫婦である。
我が家を入れて三組とも夫婦間の年の差が同じであること、ご主人の職種が一般的には同業と言っても差し支えないほど似かよっていることを筆頭に、次々と共通項が浮かび上がったのだ。当初は、へぇ似てるもんだね程度の印象にすぎなかったものの、その後の奇妙な一致に驚かさることになる。

手始めに、自宅勤務と言う共通項が表出した。
私は数年前にサラリーマンから独立し、フリーランス生活に踏み切っていた。当初は自宅でパソコンの前に陣取り、個人事業の舵取りをしていた。不慣れな初航海の荒波を辛うじて乗り越えた頃、妻から女子ミーティングのこぼれ話を聞いた。例の二組のご主人達が勤めている会社の所属部署が、自宅勤務体制に移行したというのだ。企業にとっては経費節減や作業効率化を目的とした経営方針だろうが、ご主人達が勤める会社は別会社。プログラマという業種ゆえ可能になった転換だろうが、こうもぴたりとタイミングが重なるものだろうか。統計学的手法ではおよそ算出できない共時性がここでも頭を擡げている。

次々に偶然を纏った現象が連続した。
注意して同時性の動向を伺っていたわけではないので、あくまでも妻経由で耳に入った情報から推測した範囲に限られるが、私の日常の何気ない行動にまつわるシンクロニシティのダンスが止まらなくなった。

タブレット型Windows7機新規購入によるWindows8 Preview版の導入ブックオフの魅力に取りつかれ各支店巡りスタバにおける捨て場行為の甘受、足裏の鈍痛、ぎっくり腰の多発、ヒートテックレギンス(別名股引)のデビュー、同音異字のプロ野球選手がいる、グローバル版Xperia Z Ultraの購入、発売4か月後に本屋で見かけて久しぶりにハードブックを購入したスティーブン・キング著「11/22/63」の読書時期の重なり、こうまで続くとあんぐりと開いた口がふさがらないままむしろ感心してしまう。

従来の因果性の外にあるというユング的なシンクロニシティを持ち出して潜在意識の動きを解いてみたくもなるというものだ。

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